家族のために児童発達支援士の資格を取得しました。

共生社会

こんにちは。

2023年5月に児童発達支援士の資格を取得しました。

なぜ資格を取得したのか、どう活用していくのか、僕の家庭環境で格取得して現在までの内容をまとめました。
この資格は子育てがわからない、発達障害について知りたい、家族関係を良くしたい方におススメです。


この資格に決めた理由


この資格を取得したいと思った理由はSNSやHPなどで確認し、自分の叶えたい目標と合っていたことや、
児童発達支援士が日本の資格・検定AWARDS2022受賞しており、信頼性があったこと。
対面講習ではなく、自宅学習と動画視聴のため忙しい生活の中でも時間を見つけて勉強ができること
で僕はこちらの資格に決めました。

取得した理由


一番の目的は息子が発達障害と診断されたと妻から相談を受けたことです。また、子育てをしていく中で子供がものに当たる、親が怒鳴る。子供が暴れる。といった負の連鎖を断ち切りたかったからです。
息子は少し嫌なことがあると叫ぶ、ものを壊す、投げるなど。家庭は荒れていました。

当時の写真です。

そうなってしまったのは、僕がこれまでずっと仕事だけの生活で家族や育児をしてこなかったせいだとずっと自分を責めてました。
学ぶまえは、どう育児をしたらいいのかが全くわからなくて家族を助けようにも助けられない状態でした。妻に家事や育児をすべて任せてしまっている状態でした。妻や子供に対して愛情を持った接し方ができていなかったように思います。それを変えたかった。

今後どのようにして学びを活かすか

資格を取得しただけでは意味がないと思っています。
僕の家庭の場合はハードルを下げて一つずつ丁寧にやっています。
まずは、ものに当たる、大声を出すということをやめさせたかったです。
まずは子供に。そして、妻に対して怒って子供を押さえつけるということをなくしたかった。
そのために、その行動の前に起きることを観察したり、そうなったら二人で目をみてゆっくり話をすることなどを続けていきました。妻には僕の口からは決して伝えません。
家族に良い変化が少しずつでてきています。

学習リズム

朝起きてから、夜寝る前に続けて2週間ほどで勉強が終わりその後試験に臨みました。僕の場合はすぐにでも家族をなんとかしたいとの思いがあったのでどんどん興味がわきワクワクしながらあっという間に学習が終わりました。ざっくり1日1時30分やっていたかなと思います。

家族の変化

以前、僕は子供の遊びに制限をしてしまっていました。例えば、好きな遊びもこの中でやりなさい。汚れるからこっちにしない。という感じでした。しかし、ある日好きな遊びをしている中で息子が『この遊びは好きだけど、嫌いになっちゃいそう』と言われました。

その時は、『やってしまった・・・』と思いました。
子どもの自由をを奪ってしまいました。
それから、今は人の道から外れていないこと以外はできる限り子供のやりたいようにやらせています。

ある日の午後。

何をするか見ていました。

帽子に石を入れ始め一緒に石を入れようと誘ってくれたので、やりました(笑)

今までは汚いから、意味ないからという理由で断っていました。。

そのあとは積み始め、ここの高さまでやりたい言いだしので、どうしたらできるかな?と言ったらいろんな方法で積み上げていました。


石の間に葉を挟んで高さを出したり、大きい石を持ってきて高さを出したり、いろんな工夫をしていました。

ちょっと帽子に石を入れるはどうかと思う方もいますが。。そのあと見ていたら自分で帽子を洗っていました。さっと水で洗っただけだったので、後でしっかり洗っておきました。
自由に遊ぶことで新しく遊びを見つける。何かに気付く。どうしたらいいか自分で考える。自分で片付けもする。という流れが初めてできたように感じました。

また、今まではずっと『ママと一緒がいい』という感じでしたが、『パパでもいい』と言ってくれるようになりました。パパでも・・・(笑)
けど、僕からしたら大きな変化です。
いつかパパがいいと言ってくれる日は近いかもしれません。その日を楽しみに学んだことを1つ1つ丁寧に実践していきます。

あれから2ヵ月

資格取得して約2ヵ月後、
いつの間にか、『ママがいい』が口癖だった長男からは『パパがいい』という言葉を聞くことができました。

それは、毎日の行動『子供のやりたいことに耳を傾けること』。『障がいについて正しく理解すること』。『正解を教えないこと』などいろんなことが積み重なった結果だと思います。

また僕が育休を2ヵ月取れたことも理由の1つにあると思います。

妻からもいつも間にかパパっこになったねという言葉も聞くことができました。

少しずつの取り組みが大きな成果につながっていると実感しました。

涙が出るほどうれしかった。

まだまだ息子は癇癪を起すことが多々あります。けど、大丈夫。

これからは学んだことを活かしていけば。そう思えます。そしてもっともっと学んでいこう。

意見交換会に参加して感じたこと

2023年9月に児童発達支援士を受講された方々の意見交換会に参加させていただきました。1,2分程度のスピーチがあり、その後質疑応答という流れです。

いろんな現状で悩まれている方、当事者の方、様々な経歴をもった方が集まり情報交換がありました。住んでいる地域が近い方、同じ思いをされていた方など親近感が湧きました。

子どもとの関係は良くなっていると思っていましたが、やはり仕事で忙しい月が続くと、なかなか子供と触れ合う時間がとれませんでした。そこで、皆さんはどうしているのかと思っていました。質問をさせていただく時間もあり少し気持ちが楽になりました。

私が一番印象に残った言葉は
『1分でもいいからその子の世界を生きること』

子どもと過ごすときは子供はこれが好きだろう。これがしたいだろう。と思うこともありましたが、
気持ちの変化があるとき、この子はなにが好きで何をしている時が楽しいのかなと思うこともありました。
その子の世界を生きるために
子どもの主張の時間をつくること。こちらからは意見を出さないこと。話させることが大切。だと教えていただいました。早速実践していこと思います。

こういった交流会で、自分の思いを伝えること、考えや周りの人の思いを聞けることで、新しい考えや選択肢が生まれました。

代表理事の井上さんの話を聞き、意見交換会が終わる時間には自然に涙がでていました。
妻や長男とのけんか、どうしていいかわからず自分を責めたこと、初めてパパがいいって言ってくれたことなどが思い出されました。かけがえのない時間をありがとうございました。

まとめ

学ぶ意志があれば、可能性は無限だと思います。
もし、どんな資格がいいか悩んでいる方はSNSなどを参考にして自分に合うものを探すといいと思います。取得後は資格をどう活かすかも視野に入れておくとすぐ行動できます。僕は児童発達支援士の資格を取得して一つ一つ行動にうつしています。少しの行動を続けていくことで子供、家族に大きな良い変化がでてきています。児童発達支援士を受講して本当によかった。
すべての家族が良い家庭環境で育ってほしいな。障害のある子供もお母さん、お父さん、その家族が自由に楽しく過ごせる環境っていいなと心からそう思いました。
この経験で得たものをみらいに繋いでいくために「みらいの輪」という団体をつくり活動を始めました。家族、地域に幸せの輪が広がりますように。

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